まだ気付いてない景色がある
いつも通っている道の中で、見ているはずの景色の中でとても新鮮なところを見つけることがある。
目にしているだけでちゃんと『観て』はいなかったのか、その景色を眺める自分の心境が変わったから違うように見えるのか。
いつも階段を使っていた駅の出口、階段を登る時は視線が下に行きがちである。
久しぶりにエスカレーターを使ったら、上を見上げる余裕があった。
そこにはすぐ上に天井があるだけだと思っていたら、予想外にも高く開けた天井に、天窓。
天窓から差し込む明るい光にハッとなった。
ほんの少しの発見でも、見える世界が変わる。
見える景色が前とは変わる。
こんな小さなことでも、なにかに気付ける瞬間、周りに意識を向けれる瞬間は大切だと感じた夏のある日。
小さなことでも気付くことで世界が変わることだってあるのだと、ふと思い出した。
景色だって、知識だって、出来事だってなんだって、いつだってアンテナを張っていたい。
私が好きになることやものがまだまだ世の中には沢山溢れていて、でもまだそれに出会えていないものが沢山ある。
生きているうちにそれに出会える保証はない。
少しでも多くそういったものたちに出会える人生でありたい。